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​炬火 Die Fackel 

執筆者の写真: 井上靜
井上靜
8月20日
読了時間: 2分

 欧州でロシア国歌が大いに話題となっている。

 ロシアのスポーツ選手たちが政治的に迫害されながら国際大会で圧勝し、にも関わらず会場で国歌が吹奏されなかったため、帰国してからの祝勝会で斉唱したり、著名な歌手による独唱があったりで盛り上がったからだ。

 かえってロシアは結束が強くなったようだ。


 歌詞123番とも同じ中間部「♪わが祖国に栄えあれ」は変わってない。

 他の政治的な部分の歌詞を排した。かつては政治的だったため、その時々の政治情勢によって歌詞が変わった。そういう歌詞じゃ無くしたから、こうしてみんなで和気藹々と歌えるわけだ。

 もとはボリシェヴィキ党歌だったのを替え歌にしたのだが、一般公募したら応募作に良い曲が無く、なら有名な作曲家にとスターリンはショスタコーヴィチとハチャトゥリアンに作るよう希望したが、二人とも良い曲が作れなかったらしい。そういう事情があったと伝えられる。


 あのメロディーを日本人が聴くと何を連想するか。

 オリンピックなど国際スポーツ大会での表彰式という人もいるだろう。アメリカの国歌とどちらが多く奏されるか競っていたりもしたからだ。

 あと日本人独特な連想はテトリスでハイスコアを出すと流れるメロディーだ。あの大ヒットしたゲームのもとはソビエトで教育用に作られたパズルだったから。


 モスクワで「国はどこか」と訊かれた時のこと。

 ロシア語で「ストラナ」 と言うから「♪ラッシヤ(ロシア)〜~ストラナのストラナ?」と言ったら、「そうだ」と言うので「イズ イポーニ(日本から)」と答えたが、すると「日本人なのに歌えるとは感心だ」と言われた。


クレムリンの時計は鐘が国歌。着いた時ちょうど正午だった。


 
 
 
執筆者の写真: 井上靜
井上靜
8月9日
読了時間: 2分

更新日:8月29日

 今年の広島平和記念式典での出来事が話題だ。

 見た感じ若くて女の子という印象の女性が邪魔なので、うるさいにしても暴れてはいないのに警察管が数人がかりで強制排除した。しかも退かせればいいのに地面に横たえて置いた。

 ほんらい静かに追悼するところで騒ぐ者が毎年いるから、厳粛な儀式の妨げになるとか冒涜だとか非難する人達がいるけれど、そんな非難をしている人たちは政府の手先として綺麗ごとの式典を擁護しているのだ。  

 いつも騒動を起こしている人達は、追悼を妨害しているのではなく、似非追悼する政府を批判しているのだから、この人達に共感できるかは別にして、なぜ政府の側が毎度批判を受けるのかを考えた方がいい。そうすれば色々と問題があると解る。


現場にいた人が撮影して公開した。
現場にいた人が撮影して公開した。

 

 式典には外国からも批判があった。

 例えば、広島の松井一郎市長は、広島原爆禍の記念日に、ウクライナをめぐってロシアを批判した。 この批判はアメリカや西欧の意向に沿った内容である。しかも彼は、実際に自らの都市に原子爆弾を投下した米国については一切触れなかった。

 日本人にとっては常識である対米隷属であるが、この姿を国外から見ると非常に奇異に見えてしまう。


 ウクライナとロシアは話し合って一度は停戦で合意した。

 それなのに、横からイギリスが止めるなと口出し、米国らも武器を与えて煽ったのだ。ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアのミサイルを一発も迎撃できなかったことで欧米に対して支援不足を訴えるが、戦争を止めさせてもらえず嗾けられたのだから、これは決して図々しい要求ではなく、むしろ当然の要求だ。

 しかし所詮は利用されているだけだから、こうなってしまった。実に愚かである。まるで日露戦争の時の日本である。



 つまり、ウクライナから得るべき本当の教訓は、欧米の言うことを信じてはいけない、隷属する自民党政権はダメってことだ。

 だから広島の式典に抗議する人達がいても、むしろ正当というべきだ。

 
 
 

更新日:9月27日

 日本に軍国主義が復活したと言われたのは昔のことだ。

 すでに、日本で軍拡と人権抑圧が激しくなった1970年代から、言われていたことだった。それで中国や韓国および東南アジア諸国は政府のレベルで要警戒だと言っていたし、欧米でもメディアの論調では日本に対して手厳しい批判があった。

 そのため、日本がアメリカに従属している方がまだ安心だとすら言われていた。それは、今ほど米国と中国が対立していなかったからだ。だから中国は、日米安保条約を容認していた。

 その情勢がすっかり変化した。


 今では米国と中国の対立は激化している。

 そんな中で、日本の高市首相が、国会で、中国に戦争をしかけると発言した。しかも政府の方針から逸脱してのアドリブだった。それをフライングであると取消すことなく、維持している。これでは、日本が勝手な暴走をするという公然とした宣言である。だから、中国が警戒を強めて経済的な悪影響が発生している。

 ところが、マスメディアは問題を指摘せず、日中国交断絶を叫ぶ非現実的なアジテーションを垂れ流している。これまでは、こんなこと街頭で右翼が叫んでいるだけで、マスメディアに乗ることはなかった。



 日本に軍国主義が復活したのみでは無い。

 かつて同盟関係だった枢軸国でも、イタリアでファシズムが復活している。日本と同じ極右の女性首相は、ムッソリーニ率いるファシスト党への共感を表明してきた。アメリカの大統領が下品な態度をとるので反発することはあるが、政策の基本は世界規模の戦争を志向している。これはウクライナ問題についての伊首相発言から明らかだ。

 もちろん、ドイツではナチズムが復活している。戦争に突き進み、反対する国民に対して権力は暴力で弾圧をする露骨さである。

 その後押しするのがアメリカだから、過去の歴史の再現である。


 ロシアはソビエト連邦の復活のようにする。

 そうするしかないのだ。アメリカと旧枢軸国で完全復活した軍国主義・ファシズム・ナチズムの脅威に曝さらされているのだから、プーチン大統領の野心などではない。

 そしてソビエト連邦の再評価が始まっている。過去に否定するためのプロパガンダがなされていたから、それは嘘であるというのが結構「西側」諸国からも出ている。もちろん中国や韓国や朝鮮からも、そして日本からも。

 それを弾圧するため、日本の政権は様々な軍国主義・ファシズム・ナチズムのための露骨な法案を次々と国会で遠し、最初の公約だった経済政策を放置しているのだ。

その証拠に、日本国民の生活は増々苦しくなり、自由が抑圧されて増々息苦しくなっている。

 
 
 
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